自分が変わらなければ世界は変わらない
堤 江実
インドのIT産業の勢いが良い。英国の植民地だったから世界共通語の 英語には不自由ないし、労働力は安くて豊富。ところがこの国で英語を話 すのは、ほんの五%だとか。 ただし、これがなんと、五千万人だ。数を、比率としてだけ見てしまう と実態を見失う。 そこに人間がどう生きているかに対する想像力が必要だ。 危機的な地球環境など知らぬ存ぜぬのライフスタイルをまったく変えよ うともしない大多数を見ていると、暗澹とした気分になってしまうけれど、 九十九、九%が絶望だとしても、〇、〇一%の希望があれば、それは、一 万人に一人、それに気付き、未来を信じる人がいるということだ。 そう思えば、にわかにこの数字は、現実味を帯びてくる。 日本でも、一万二千人が希望を捨てずによりよき未来を信じているとい う事だ。 誰でもない、自分が一万人の中のひとりになろうと思う人が、ひとりで も多くなることを祈りたい。 自分が変われば人が変わり、日本が変わり、そして世界が変わる。 希望とは、未来を信じること、そして、自分自身を信じることなのでは ないだろうか。
あなたがほほえめば あの人もほほえみます。 あなたが泣けば あの人も涙します あなたが怒れば あの人も怒ります。
あなたが憎めば あの人も憎み あなたが愛すれば あの人も愛します。 すべてはあなたからはじまるのです。